2014年8月16日土曜日

AKB高橋みなみ、総監督としての苦悩を語る 卒業時期も言及“ある意味いま

 AKB48総監督の高橋みなみ(23)が16日に放送されたTBS系『サワコの朝』(毎週土曜あさ7時半)に出演、デビュー当時の苦悩や総監督してのリーダー論を語った。また、AKB48の卒業時期にも触れ「AKBを嫌いになっているときに辞めたくない。一番好きなままに卒業したい。ある意味今ですよね。愛しているからこそ総監督としてグループのために貢献したい」と述べた。

 高橋は番組の冒頭で、AKB48劇場で最初に行った公演で観客7人しかいなかった当時を振り返り「お客さんがいない会場でライブをするのが辛かった。アンコールもお客さんがいないからマネージャーが声をかけていた。一番苦しかった」と語った。

 今では国民的アイドルグループまでに成長したAKB48、その間に奇抜な企画なども展開してきた。そのなかの一つに選抜総選挙がある。この企画が生まれた背景として「秋元さんが毎回、シングルに見合う選抜メンバーを決めていたが、ファンのなかからは異論も多々あり、それではファンに選んでもらおうということになった」と説明した。

 人気度が数値化される過酷ともいえるこの総選挙。高橋自身も当初は理解できなかったようだ。しかし、途中から企画を楽しもうと思うようになったとし「順位がつくことは厳しい、1年の通信簿、ただ自分を見つめ直す機会にもなっている」と語った。

 握手会もそうで、人気のあるメンバーには握手したいファンが長蛇の列をなし、またそうでないメンバーには列もなさない。高橋は「握手会も厳しい」と語ってから今のアイドル像を以下の通り分析した。

 「80年代のアイドルは煌びやかですし、表の華やかさというものがある。でもAKB48は全部見せないといけない。それって正直良いのかなと思いつつも、そういう姿にファンの皆さんは“そういう苦しみがあってこう頑張っているなら俺も頑張るよ”と、原動力になっているので、これが今のアイドルの形なのかな」。

 高橋は現在、AKB48グループ総勢300人超を束ねる総監督の大役を任されている。当初はメンバーに叱責することをためらったが「秋元先生に嫌われる勇気を持ちなさい。誰からも良いと思っている人はある意味どうでもよい人だから」とアドバイスを受けて意識が変わったという。それでも総監督という大役のプレッシャーに押しつぶされそうになったとも明かした。

 また、自身の卒業時期にも触れ「嫌いだったらAKB48を続けていないと思います。自分が卒業するときは、AKBが嫌いになったときは嫌なんです。一番好きなまま卒業したい」と語るたった。

 これに対し、聞き手の阿川佐和子から「今でしょ」と振られると「ある意味今ですよね。ほんとに今好きで、愛しているからこそ総監督としてグループのために何かやらなきゃいけないなと思っている」と胸のうちを明かした。

 この番組では、「記憶の中でも今もきらめく曲」と「今、心に響く曲」の2曲を毎回、ゲストに選曲してもらっている。高橋は「記憶の中でも今もきらめく曲」として母親の影響で聞くようになったという中森明菜の『DESIRE』、そして「今、心に響く曲」では今も心の支えになっているというMr.Childrenの『名もなき詩』を選んだ。

http://www.musicvoice.jp/news/20140816017141/

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